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2024-03-03 (Sun) 08:41

【洒落怖】[郷土資料館] … 木造二階建ての資料館は本当にボロくて昼でも暗かった

2chオカルト板
456 本当にあった怖い名無し 2022/03/26(土) 22:10:43.57ID:3jfKYDR00
これは、今朝からの強風により、雨樋などが破損した地元の郷土資料館から修繕依頼があって思い出した昔話。

あれは小学5年生の時だった。
夏休みの自由研究で郷土史を調べていて、町立の郷土資料館に毎日のように入り浸っていたんだ。
木造二階建ての資料館は本当にボロくてさ、床は大部分が木の板張りだし、一階の半分くらいはコンクリート打ちっぱなしで昼でも暗かった。

余談だが、自分が自由研究で調べていたのは、地元を流れる川と周辺の地域の、舟を使った交易についてのことだったんだが、それに関する現存する舟だとか交易品などの史料の殆どが、件の土間みたいな所に集中して置かれていた。

その区画は昼でも薄暗いが、故に涼しいし、脳筋や本すらろくに読まない奴ばかりの田舎の郷土資料館だ、普段からほとんど、いや全くと言っていいほど見学に人が入ってこないから、自分みたいなぼっちにはかなり快適な場所だった。

正面玄関の錠前の鍵の隠す場所を偶然目撃して知っていたし、昔の学校の理科室なんかにありがちな押したら斜め上に開く子供なら通れるくらい小さめの窓ってわかるかな?
以前から閉館までいることも多く、閉館時の職員の手伝いにより一箇所だけシリンダーが機能していない小窓の場所を知っていたから、小柄だった自分は出入り出来ていた。
八月に入る頃に自由研究は終わっていたが、親にもDQNにも誰にも殴られる心配がないそこは安心でき、朝から夕方まで史料室の書庫で冒険小説を読んだりして、夏休みを満喫していた。
そんな八月のある日、いつものように史料館に入り浸っていたわけなんだが、夕方から激しい雷雨が来て帰るに帰れなくなった。
当然、傘は持ってなかった。

17時の閉館時間で一度外に出て、馴染みの職員のおっさんが居なくなってから、常習犯の俺は正々堂々と正面玄関から中に侵入した。
半ば秘密基地みたいに使っていたので、使われていない床下収納にマグライトやろうそく、缶詰や座布団やらを隠しており、それらを使い雨が止むまで居座ろうと思っていたんだ。

けれど、20時前になっても雨は止まないので諦めて帰ることにした。
ちなみに、閉館の後は漏れ出る灯りで即バレしかねない一階ではなく、ほとんどの窓に雨戸+黒カーテンがある二階で朝からフルーツ燭台を使い、ゆらゆらとたゆたう蝋燭の灯りで本を読んだり、持ち出し禁止の書庫の本の写本を作ったりしていた。

帰るための片付けをする前に放尿しに一階へ降りた時、変なことに気が付いた。
いつもなら閉館後は階段を降り切った所に鎖で通行止めみたいにしているんだが、その日に限ってそれがなかった。
まさか、まだ見回りがいるのか?と思い、辺りの様子を伺った。

しかし、フロア中が真っ暗でとても人がいるとは思えない。
そもそも、歩いて床が軋んだりしていたらすぐわかる。
単純に鎖をかけ忘れたのかな?と思い、窓の向こうの役場の者に見つからないよう、いつものように体を低くしてトイレへとゆっくり歩いていった。
途中、見つかっていないよな?って感じに役場の建物の方を見やったのだが、なんだか人がやたら多い。
雨にもかかわらず、傘も差さず外を行き交う人も少なからず居る。
それなのに、話し声がしない。
それどころか、雨の音だけで虫や蛙の鳴き声も全然ない。

言い知れぬ不安を感じつつも、出るもんは出そうなんで速やかに済まし、荷物を取ってきて階下へ降りていて俺は固まった。
あの、鎖がきちんと繋がれている。
もちろん、自分はそんなものに手を触れてすらいない。
そんなことよりも、階段をほとんど降りきって鎖を前にした自分の背後というか上の方から、床が軋む音が聞こえてきたのが問題だった。

ヒヤリハットの経験がある人ならわかるだろうか?
あの時のようなひどく心臓に悪い感じがして、その恐怖で顔から血の気が引き、5秒は固まってしまった。
階段はひとつだけで、閉館の後、他人が自分のように侵入していたなんて可能性はまず無いだろう。
ポルナレフ状態で、それ以上考える前に走り出していた。

正面玄関よりも窓から出る方が早いのだが、逆に後ろの追っ手にすぐに追いつかれるような気がして、自分は玄関を選んだ。
立て付けの悪いドアに蹴りを入れながら開けて、すぐに閉めた。
すぐそばの灰皿の缶の下からデカい鍵を出し、鍵穴にぶち込んで捻る。
すぐさま元に戻して、役場の建物の外照明の下へと全力疾走した。
他人に見つかって怒られようが構っていられなかった。

だがまあ、結果として他人に見咎められることはなかった。
役場の庁舎の窓から漏れ出る灯りは点いているものの、皆が帰った後の防犯のダウンライトばかり。
あれだけいた人はいつの間にか一人もおらず、雨は相変わらず降っているものの、電灯や自販機に群がる蛾の怖さ、やかましい虫や蛙の声なんかもいつも通りに戻っていた。
その日以来、俺は郷土資料館の閉館時に忍び込むことも、昼間でも足を踏み入れることはなくなった。
恐怖が焼き付き、薄暗いあの閉鎖空間にまた独りで籠るなんて考えられなかった。

あの夜あの時の、ありえないはずの床の軋む音は、一歩一歩踏み出す人の発する二足歩行のものではなかったと思う。
(軽く)ギシって忍び足みたいな音がした後、数秒の貯めの後に体重を一気に乗せた何か硬いカツッ!→ギシッ!って感じの繰り返し(カツッ!→ギシッ!までは、信号機のカッコウのカッ・コウくらいの間隔)の奇妙な足取り?だった。

本能的に振り向かずに逃げたが、もしも、のこのこと確認に行っていたら何を見てしまったのだろう?
あれ程のレベルの、身の毛もよだつという言葉を体感したのはあれが最初で最後だと願いたい…


まさに今日、その史料館が強風により雨戸と雨樋の一部が崩壊・だらーんってなったのを、直せないかと軽々しくジジイに相談された。
チキンの俺は何年経とうが関わり合いになりたくないし、工事の手続きやら責任の所在・保険・その他諸々あるので、勝手に安請け合いするところだった叔父とも距離を置くことを心に決めた誕生日の今日の俺なのであった。。。

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